大学生4年生の頭の中

人と自然との関わりのなかで持続可能な暮らしを考える、大学4年生のブログ。

汚いところに無関心な社会

僕が今考えていることを話す上で、インドで感じたことを話さないわけにはいきません。

 

一次産業に興味をもったきっかけも、インド旅行でした(後から考えてみたらなんですが)。

 

インド旅行記は今後少しずつ書き溜めるとして、今振り返って思うことを書きます。

 

結論から述べると、

インドの社会が当たり前で、日本の社会はあくまで「作られた」社会だというのが、僕がインドで感じたことです。

 

  • ボコボコの道路

まず、インドはインフラ整備が進んでいないため、道がボコボコでした(デリー市街は除く)。車は隙間を縫うようにして進み、常にクラクションの音がしています。信号はほぼありませんでした。僕が滞在していた半月間で、2度事故に遭遇しました。

 

f:id:izawashunki:20170623153242j:image

 

 日本は運転者のマナーも良く、ほとんどの道がコンクリートで固められていて、信号もたくさんありますよね。

 

  •  動物がいっぱいいる

インドでは牛が道路にたくさんいます。もちろん犬も猿もいます。糞は片付ける人もいないため、カラカラとした熱気と混じって強烈な臭いがしていました。

 

f:id:izawashunki:20170623165327j:image

  

 日本の道路には動物はいませんよね。強いていうならノラ猫がいますが、犬、ましてや牛がいたら警察沙汰です。

 

f:id:izawashunki:20170623165402j:image 

 

  • トイレが汚い

ボットン便所であることは言わずもがな、トイレットペーパーがありません。代わりに、水の汲んであるバケツが置いてあります。左手で拭きます。寝台列車のトイレに関しては、列車に穴が空いているだけです。僕がしたうんちは、走り行く列車から線路に落ちていきました。

 

 f:id:izawashunki:20170623165423j:image

ラクダの糞で遊ぶ子どもたち。

 

  • ポイ捨て

ポイ捨ても社会的に容認されているところがありました。ガンジス川で船に乗った時にインド人が言っていましたが、ゴミを捨てれば貧しい人が拾うから良いんだそうです。

 

f:id:izawashunki:20170623170335j:image 

 

枚挙にいとまがないのでこれくらいでやめますが、インドと日本の社会を比較したときに、インドの社会こそ当たり前だと気付きました。

今の日本の社会は、そういう「当たり前」の社会に安全を上塗りした社会だということです。

 

そして、安全な社会であるがゆえに、汚い部分に対して無関心な社会でもあると思いました。

 

僕はインド旅行の最終日に野犬に噛まれ、狂犬病の注射7回と破傷風の注射を打ちました。

その時はとてもイライラしました。インドは日本と違って社会整備が遅れすぎていると感じたからです。

 

 でも日本の社会にノラ犬がいないのは、1950年に制定された狂犬病予防法に基づいて徹底した野犬の駆除が行われたためです。減ってはいるものの、今なお大量の犬猫が保健所で殺処分されています。

平成27年度における殺処分数は犬が15,811匹、猫は67,091匹。(環境省発表) 

 

 ゴミについてはどうでしょう。

袋に詰めてゴミ捨て場に出しておけば、ゴミ収集車が回収してくれますよね。捨てたゴミが後でどうなるは考えにくいです。トイレに関しても同じようなことが言えると思います。

 

ゴミ収集車はゴミを、トイレはおしっこやうんちを、自分が暮らす社会から取り除いてくれると思っている気がするんです。

 

でも、実際はそうではないですよね。大量消費社会の中でゴミの大量廃棄が問題となっています。ゴミ収集車がゴミを連れていく先も、同じく僕らが暮らしている社会です。

 

人間が生きるということはそんなにきれいなもんじゃない。 

 

これが、僕がインドで気づいたことです。

 

人間の汚さをちゃんと認識して、きれいな社会の裏に蓄積する「汚さ」と向き合っていきていかないと、いつか隠しきれなくなった「汚さ」が、人間がコントロールできないものになって現れる時が来るんじゃないか、と。

 

そんなこんなで僕はインド旅行後、大学生活中に一次産業の現場を見て回ろうと決意したわけなのですが、それはまた次回ということで。

 

インド旅行は社会のこれからを考える機会を与えてくれたんです。ああ、懐かしい。あれからすでに2年が経っているとは…!

 

書きたいことも増えてきましたが、少しずつ更新します。よかったらお付き合いください。

 

ではまた!