大学生4年生の頭の中

人と自然との関わりのなかで持続可能な暮らしを考える、大学4年生のブログ。

大学生が狩猟免許を取って感じたこと。

は1年前の夏、北海道狩猟免許を取得しました。

 

都会に住む人間にとってはなかなか縁のない免許ですよね。簡単に説明させていただきます。

 

狩猟免許を取得すると、法律に基づいて野生生物の捕獲を行うことができるようになります。

 

狩猟免許の種類は4つ。

  1. 第一種銃猟免許
  2. 第二種銃猟免許
  3. わな猟免許
  4. 網猟免許

 

どの免許を取得するかによって、どの道具を利用して狩猟を行うかが決まります。

1.2は鉄砲(2は空気銃のみ)、3はわな、4は網。もちろんすべて取れば、そのすべての道具を使用することができます。

 

僕が取得したのは、1の第一種銃猟と3のわな猟です。近い未来に狩猟をする予定がなかったので、1番無難な選択をしたつもりです。

 

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模擬銃での練習風景。 

 

使う道具が指定されているのと同様、捕獲できる野生生物も法律で狩猟鳥獣として指定されています。ぶっちゃけ、これを覚えるのが1番大変でした。たしかカモだけで10種類以上いました(似すぎ!)。

 

指定された道具を用いて、狩猟鳥獣を捕獲できる免許。これが狩猟免許です!(ジャーン)

 

それでは、東京に住んでいた都会育ちの大学生が、どうして狩猟免許を取得するに至ったのか。

 

偶然です。

 

友人と食事をしている時にたまたま狩猟免許合宿の存在を知り、「おもしろそうじゃん!」と思って参加しました。ちなみにその友達も、Facebookでたまたま見つけたそうです。

 

もともと一次産業に興味があり(この話は別の機会に)、生産の現場に直接関われる機会を探していた時に、「狩猟」という斜め上を行く答えに遭遇しました。

 

では、狩猟免許合宿。

参加してみた感想を一言で言い表すと「ありがたい…!」です。

 

この合宿の構造は、

  1. 参加費を払う
  2. 北海道に行く
  3. 農業アルバイトで参加費分のお金を稼ぐ
  4. 狩猟免許を受ける
  5. 合格?

という流れで、狩猟免許を取得することができる上に、北海道で農業体験ができて、実質無料という、至れり尽くせりのコースなのです!(2度目のジャーン!)

 

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北海道の空。広い!

 

では狩猟をする予定がない都会暮らしの大学生が、免許をとって何のメリットがあるでしょう。個人的に合宿に参加して良かったと思うことをまとめました。

 

命をいただく意味を知る

スーパーで食材を買う生活の中では、何かの命をいただいている実感をもちにくいですよね。この合宿では、運が良ければ熊などの捕獲現場を自分の目で見ることができます。残念ながら僕はその機会に恵まれませんでしたが(熊肉はいただきました!)、「生き物を殺す」勉強をして、自分が何気なく食べているものがいかに価値のあるものだったかに気づきました。たくさんの価値に生かされている自分の価値についてもまた同様です。

 

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鹿になりきって罠にハマる参加者。 

 

獣害の現場を知る

狩猟免許の勉強をしながら、日中は基本的に農業アルバイトをします。農作業を通して、そして農家さんと話す中で、獣害の被害の程度を直接知ることができました。「自分たちの土地を守るために狩猟をする」と話すハンターの講義を聞いていると「命について学ぶ」という自分の考えが都会目線だったこと、現場では獣害が想像を超えて深刻な問題となっていると感じました。農業と狩猟を同時に学んだからこそ、勉強していることがリアルでした。

 

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農業風景。

 

面白がられる

決して打算で取ったわけではありませんが、狩猟免許をもっているという話をすると、「こいつ一味違うな…」みたいになります。自慢できるというわけではありません。僕の場合は、「どうして狩猟免許をもっているのか」という話をすることで、結果的に一次産業に興味のある理由や、生産現場と距離のあるところで「美化されすぎた」暮らしをする違和感など、自分自身の話をする材料となって非常に助かっています。

 

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狩猟免状。最終的に合格するかはあなた次第。笑

 

最後に。

 

この狩猟免許合宿の何よりの魅力は、楽しいことです。

 

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どんなことも楽しむ気持ちがなければやってられませんよね!毎日合宿所で共同生活をするなかで、特殊な人と話せたり笑、農家さんからいただいた新鮮な野菜と、時々ジビエが食べられたり。満点の星空を眺めたり。

 

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僕が1番嬉しかったことは、2週間お世話になった農家さんと仲良くなれたこと。また遊びに(働きに)来ていいと言ってもらえたことです。

 

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あなたもこの夏、「リアルな一狩り体験」してみませんか??

 

2017年度合宿の申し込みはこちら。

【狩猟免許合宿】北海道で実質0円~狩猟免許が取れる合宿プランが公開! | 22歳、北海道の田舎に移住しました。

 

1年前、参加した直後に書いた感想文です。

↓↓↓

夏に狩猟免許試験を受けて、無事合格して、今日免状を受けとりました。
農業に興味があるのと同じように、自分が食べているものが「生産」される場に対する好奇心から狩猟免許をとってみようと思いました。
今、免許を手にして思うことは、自分はどうして狩猟をするのか、という理由を突き詰めることが大事だなということです。
僕が免許を受けた神奈川県では、シカの増大によって森林が破壊されていて、シカの個数を減らすために狩猟をしているそうです。
狩猟を勉強させていただいた北海道では、ヒグマなどによる農作物への被害で農家が悩んでいました。殺したクマは、近所で分け合って食べていました。
生態系の維持のため。農作物を守るため。人それぞれの理由があると思います。

僕が今1番感じていることは、生き物を殺して食べるということは本来当たり前の行為だということです。そのことに対して野蛮なイメージを抱く現代人の方がおかしいと思います。
だから、僕が狩猟をすることに理由づけをするなら(狩猟することになるかはわからないけど)、自分は大切な命をいただいて生きているということを忘れないでいたいから。無関心ではいたくないから。そこに狩猟をする意味があると思います。